雷の時にアーシングしてはいけない理由|中断のタイミングと再開の目安
⚠️ 雷が鳴っている間は、アーシングを中断してください
抵抗内蔵のコードを使用していても、抵抗器は落雷への保護を目的としたものではありません。雷鳴が聞こえている間は、アースからアーシングコードを外してください。
この記事でわかること
- 雷の時にアーシングをやめるべき3つの理由
- 側撃雷(近くに落ちた雷の2次放電)とは何か
- いつ中断して、いつ再開すればよいか
- 雷雲の接近を事前に察知するコツ
- よくある疑問(室内・抵抗器・アース棒・屋外・就寝中)への回答
なぜ雷の時はアーシングをやめるべきか

💡 3つの理由
- ① 落雷の逆流リスク:建物に直接雷が落ちた場合、アース経路を通じて逆流してくる可能性があります。現在のアースはほとんどブレーカーから繋がっていて、雷対策してある場合もありますが、ブレーカーの雷対策は100%動作するとは言えません
- ② 側撃雷(そばに落ちた雷の2次放電)のリスク:一度木や電柱などに落ちた雷が、そこから2次放電することを「側撃雷」といいます。木の下で雨宿り中に側撃雷を受けて死傷する事故は、開けた場所での直撃に次いで多いとされています。避雷針があっても側撃雷は防げません
- ③ アーシング中は電気が通りやすい状態になる:アーシングコードで体と大地がつながっている状態は、電気にとって体を経由するルートができている状態です。側撃雷などが発生した際に、そのルートに電流が流れるリスクが高まります
コードに100kΩの抵抗器が入っていたとしても、落雷時の電圧・電流は自然現象としてのスケールが桁違いに大きく、抵抗器は通常のコンセント環境(100V)向けの安全設計であり、落雷時の保護を保証するものではありません。
「コードに1MΩの抵抗があれば安全」という情報を見かけることがありますが、雷の電流は自然のもので計り知れません。抵抗値だけで落雷時の安全性を判断することはできません。
さらに1MΩという抵抗はアーシングするには大きすぎてアーシングするには向いていません。
いつ中断して、いつ再開する?
💡 中断と再開の目安
- 中断するタイミング:雷鳴(ゴロゴロという音)が聞こえ始めたら、すぐにアーシングコードを外してください。遠くで聞こえる場合も同一地域への落雷の可能性があります
- 再開するタイミング:雷鳴が完全に聞こえなくなってから、30分以上経過してから再開することをおすすめします。雷雨が通り過ぎた後もしばらくは落雷が続く場合があります
事前に察知するコツ

夏場や夕立の多い季節は、天気予報や雷雲レーダーアプリ(気象庁の「雷ナウキャスト」など)を就寝前に確認しておくと安心です。スマートフォンアプリで通知設定をしておけば、就寝中の落雷接近にも気づけます。
「ピカッと光ってからゴロゴロまで間がある」場合でも、雷雲は時速10〜40km程度で移動するため、数分後に近づく可能性があります。「光と音の間隔が短くなってきた」と感じたら、すぐにコードを外してください。
よくある質問
Q1. 室内にいれば、アーシングしていても大丈夫ですか?
室内にいても安全とは言えません。側撃雷は建物の外(木・電柱など)への落雷後に2次放電するため、室内でも影響を受ける場合があります。アーシング中は体がアース経由で大地とつながっているため、このリスクがさらに高まります。室内かどうかにかかわらず、雷鳴が聞こえている間はコードを外してください。
Q2. 抵抗器が入っていれば安全ではないですか?
コードに内蔵された100kΩの抵抗器は、通常のコンセント環境(100V)での感電リスクを大幅に下げるための設計です。しかし落雷時は電圧が数千万〜数億ボルト、電流も数千〜数十万アンペアに達することがあり、抵抗器の保護範囲をはるかに超えます。雷の時は抵抗器の有無にかかわらず中断してください。
Q3. アース棒や水道管アーシングの場合も同じですか?
はい、接続方法にかかわらず同様です。アース棒は地面と直結しているため、落雷時はむしろ逆流リスクが高い経路です。雷の間はすべての接続方法で中断してください。
Q4. 屋外でアーシング中に雷が鳴り始めたら?
屋外(庭・ベランダ・キャンプ場など)でアーシング中に雷鳴を感じたら、まずアーシンググッズから離れ、コードを外してください。そのうえで、すみやかに建物内や車内など安全な場所へ避難します。屋外のアース棒やコードには近づかず、安全な場所で待機してください。
Q5. 寝ている間に雷が鳴り始めたらどうすればいい?
就寝中に気づくのは難しいため、雷予報のある夜は寝る前にコードを外しておくのが現実的な対応です。雷雲レーダーアプリの通知をオンにしておくと、雷接近時にスマホで気づきやすくなります。
まとめ|雷時の対応 5 か条
💡 これだけ覚えておけば安心
- 雷鳴が聞こえたらすぐコードを外す(屋内外を問わず)
- 抵抗器の有無にかかわらず中断する
- アース棒・コンセント・水道管すべてのアース経路で同様
- 雷鳴が止んでから30分以上経過してから再開する
- 雷予報のある夜は、就寝前にコードを外しておく
アーシングの効果を持続させるためにも、雷の時は無理せずいったん中断してください。再開はいつでもできます。
ご不明な点はカスタマーサポートまでお電話ください。
042-404-2958(午前10時〜午後5時30分)
アーシンググッズの接続方法(4 ステップ) |
アース棒の設置とアース線の通し方 |
アース付きコンセントの接続方法 |
アーシング測定キットの使い方
