アーシングコードに抵抗器が内蔵されている理由|感電防止の仕組みを計算で解説

アーシングコードに抵抗器が内蔵されている理由|感電防止の仕組みを計算で解説

riraku-lifeのアーシングコードには100kΩの抵抗器が内蔵されています。
「なぜ抵抗が必要なのか」「抵抗がないとどうなるのか」を、実際の計算式を使って解説します。

この記事でわかること

  • 抵抗器の2つの役割(ノイズ除去・感電防止)
  • 感電が起こる仕組みと、どんな場面でリスクがあるか
  • 人体に電流が流れたときの影響の目安
  • 100kΩ抵抗ありとなしで、体に流れる電流がどれだけ違うか(計算あり)
  • 自分のコードに抵抗が入っているか確認する方法

抵抗器の役割は2つ

① ノイズの除去

アーシング製品をアースに繋げると、アース側から電気的なノイズが入り込んでくる場合があります。
地面の環境によってはそのノイズの影響を受けることがあり、抵抗器がそのノイズを低減・除去する役割を担っています。

② 万が一の感電防止

アーシング中に誤って100Vの電圧がかかっている場所にふれてしまった場合でも、コードに抵抗器が入っていることで体に流れる電流を大幅に抑えることができます。
詳しくは後述の計算で解説します。

※注意:よく雷対策の感電対策のために抵抗器が内蔵されていると思われる方もいますが、雷の対策の為ではありません。
雷の時は念のためアーシングの使用を中断していただく事をお勧めしています。
詳細は下記をご覧ください
雷の時にアーシングしてもいいの?


感電とは?どんな場面でリスクがあるか

感電とは、体に電流が流れ、障害を受けることです。電気は高いところから低いところへ流れます。感電と聞くと「ビリビリ」というイメージが強いかもしれませんが、人体に影響を感じなくても、電流が流れていれば感電です。

感電する仕組みの図解|電流が体を流れる状況

日本の一般家庭のコンセントは最大100Vです。地面(アース)は0Vなので、アーシング中に室内の100V側にふれると、電位差の分だけ電流が体を通る可能性があります。地面に裸足で立っている状態は、電気的にはアーシングマットの上に立っているのと同じ状態です。

アーシング中に感電するリスクの説明図

ただし、電流は体を通って戻る「行き場」がなければ流れません。たとえば室内の床は電気を通さないため流れ道がなく、何も感じないか、ビリッと感じる程度で済むこともあります。屋外でゴム底の靴を履いている場合も、ゴムが絶縁体となって電気を通さないため、コンセントのプラス側にふれても感電事故にはなりにくいといえます。

💡 アーシング中に注意が必要な場面

  • コンセントのプラス側(ライン側)にふれた場合
  • 電化製品のコードの配線がむき出しになっている部分にふれた場合
  • 漏電している電化製品にふれた場合

※スマホ・パソコンのキーボード・マウスなどは5V程度なので問題ありません。


交流電流が人体に流れたときの影響

💡 電流量と人体への影響の目安

  • 0.5mA:ほぼ無反応
  • 1mA:ビリッとする(感知できるレベル)
  • 5mA:相当な苦痛がある
  • 10〜20mA:筋肉が収縮して支配力を失う
  • 50mA:かなり危険、死に至ることがある

電流の計算式は以下のとおりです。

通電電流(A)= 電圧(V)÷ 抵抗(Ω)


計算①:100kΩ抵抗内蔵コードを使用した場合

riraku-lifeのアーシングコードには100kΩの抵抗器が内蔵されています。万が一100Vの場所にふれてしまった場合、体に流れる電流を計算してみます。

💡 計算条件

  • 電圧:100V(日本の一般家庭)
  • 人体の内部抵抗:500Ω
  • 人体の皮膚抵抗:2,000Ω(乾燥時)〜0Ω(発汗時)
  • アーシングコードの抵抗:100,000Ω(100kΩ)
  • アーシングマットの抵抗:1,000Ω

合計抵抗 = 500 + 100,000 + 1,000 = 101,500Ω

通電電流 = 100V ÷ 101,500Ω = 0.000985A = 〜1mA

100kΩ抵抗内蔵コード使用時は感電しない|〜1mAで安全な範囲

💡 結果:「ビリッとする」レベルで、事故になるような電流ではありません

1mAは感知できますが、筋肉が動いたり意識を失うレベルには遠く及びません。抵抗内蔵コードを使っていれば、万が一ふれても安全の範囲に抑えられます。


計算②:抵抗が全くない場合(自作・無抵抗製品)

抵抗なしの自作アーシングや、銅線だけでアースに繋いだ場合を計算します。

合計抵抗 = 人体の内部抵抗のみ = 500Ω

通電電流 = 100V ÷ 500Ω = 0.2A = 200mA

抵抗なしでは200mAが流れ危険|感電する状況の図解

⚠️ 結果:200mAは死に至る危険があるレベルです

50mAで「死に至ることがある」とされるなかで、200mAは4倍の電流です。抵抗なしの製品でアーシング中に電源部分にふれた場合、重大な感電事故につながる可能性があります。

⚠️ 自作アーシングは絶対にマネしないでください

銅線や裸線だけでアースを自作することは、上記の計算のとおり非常に危険です。安全性が確認された抵抗内蔵コードをご使用ください。


よくある質問

Q. 自分が使っているアーシングコードに抵抗が入っているか確認できますか?

商品ページの仕様欄に抵抗値の記載があるか確認する方法のほか、アーシング測定キットのテスターを使って導通・抵抗を確認する方法もあります。詳しくは アーシング測定キットの使い方 をご参照ください。

Q. 雷の対策で抵抗器が内蔵されているんですよね?

抵抗器は雷の対策ではありません。
雷の時は念のためアーシングの使用を中断していただく事をお勧めしています。
詳細は下記をご覧ください。
雷の時にアーシングしてもいいの?


まとめ:抵抗器は「万が一」のための安全装置

💡 この記事のポイントをまとめると

  • アーシングコードの抵抗器には「ノイズ除去」と「感電防止」の2つの役割がある
  • 100kΩ抵抗ありなら、万が一100Vにふれても体を流れる電流は〜1mA(ビリッとする程度)
  • 抵抗なしでは同じ状況で200mAが流れ、重大な事故になりうる
  • 自作アーシングや抵抗なし製品の使用は、安全性の観点から推奨できない

日常的なアーシング中に100Vにふれる機会はほとんどありませんが、抵抗器は「その万が一」に対応するための設計です。安心してアーシングをお続けいただくために、抵抗内蔵コードのご使用をおすすめしています。riraku-lifeのアーシングコードは種類も豊富にご用意していますので、ぜひご活用ください。


ご不明な点はカスタマーサポートまでお電話ください。
042-404-2958(午前10時〜午後5時30分)