車でのアーシング|接続方法と雷・走行中の注意点を解説

車でのアーシング|接続方法と雷の注意点を解説

この記事でわかること

  • 車でアーシングするとは何か(トヨタ純正シート事例で整理)
  • アース接続箇所の探し方と基本の接続手順
  • 雷のときの注意点
  • ハイブリッド車・EV オーナーへのポイント
  • よくある質問

車でのアーシングとは?

自宅でアーシングを取り入れている方から、「車の中でもアーシングできますか」というご相談をいただきます。長時間の運転で疲れを感じる方や、車内の静電気・電磁波が気になる方が、自宅と同じように車内でも取り入れたいと考えるケースです。

帯電する車内

走行中の車内では、ドライバーの体がそれなりの電圧まで帯電するという報告があります。あるメディアの試乗レポートでは、走行中のドライバーの帯電量がおよそ1,000Vだとして、除電シートの効果でおよそ70V下がるというデータが紹介されています。

人の帯電量は季節によっても変化し、静電気がたまりやすい冬は夏の7倍ほどになるとも言われています。電磁波や静電気そのものを気にされる方もいらっしゃいます。

車内の帯電と除電の仕組みについて

トヨタが純正シートで採用している「除電」の発想

参考になるのが、トヨタが一部車種で純正採用している「除電スタビライジングプラスシート」です。アキレス株式会社が開発した導電性表皮材を使ったシートで、ドライバーと周辺に溜まった静電気をボディ全体に分散させる仕組みになっています。

公式の説明では、この仕組みによって帯電量が軽減され、安定した車両挙動と、疲れにくく気持ちの良いドライビングに寄与するとされています。特定の症状の改善などは言及されておらず、アーシングカーシートマットも基本的な発想は同じで、帯電を逃すことを目的とした製品です。効果や感じ方には個人差があります。


テスターで車のボディアースを確認する方法

車でアーシングをする場合、接続する相手は「車のボディそのもの」です。車全体が電気的にひとつの大きな金属体になっており、ドライバーの帯電を逃す先として機能します。まずテスターで接続場所を確認しましょう。

アーシング測定キットのテスターを使用します。抵抗を測定しますので「Ω」にダイヤルを合わせます。通電していないと「O.L」のままです。

テスターをΩモードにセットした状態

次に、塗装してある場所は電気を通さないので、塗装していない場所を探します。ドアの蝶番やネジなどは塗装されていません。写真のような場所です。

ドアの蝶番など塗装のない金属部分を探す

拡大するとこのような場所です。

蝶番付近の塗装のない金属部分の拡大写真

ここに黒いコードのワニ口クリップで挟んでおきます。次に、テスターの赤いコードをシートが止められているネジに当ててみます。

シートのネジにテスターの赤コードを当てて導通確認

「O.L」から「112.7Ω」と表示されれば、通電していることが確認できます。ただここはくっつけにくいので、別の場所を探します。

おすすめはシートを前後するためのレール部分です。邪魔にならず、接続しやすい場所です。

シートレール付近の接続候補箇所

シートレールの接続箇所アップ

ワニ口クリップで挟むだけで簡単に接続できます。これで完了です!

ワニ口クリップでシートレールに接続した完成形


アーシングカーシートマットの各接続方法

riraku-lifeでは、シガーソケット・ワニ口クリップ・ネジ式コード・ドアキャッチなど、車種や好みに合わせて選べるアーシングカーシートマットを取り扱っています。

アーシングカーシートマットの接続方法一覧(シガーソケット・ワニ口クリップ・ネジ式など)

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停車中の使い方

サービスエリアでの休憩中・自宅駐車中など、エンジンを切って停車している時間が車でのアーシングに適しています。

  • エンジンを切ってから接続する
  • コードはドア下を通すのではなく、窓の隙間など踏まれない場所から外に出す
  • アース棒を地面に刺す場合は、塗装のない金属部に接続したワニ口経由で

詳しい設置のコツは アース棒の設置とアース線の通し方 も参考にしてください。


雷のときはコードを外してください

「車の中にいれば雷が落ちても大丈夫」と言われていますが、これは雷の電流が車のボディ表面を通り、タイヤから地面に放電されるためです。車の中は樹脂など電気を通しにくい素材でできているので、ボディの金属部分に触れなければ基本的に問題ありません。

ただし、車でアーシングしているということは車の金属部分に接続していますので、雷が落ちた際に感電する可能性があります。雷のときはコードを外して、アーシングをしないでください。

雷時の対応は下記記事で詳しく解説しています。 → 雷の時にアーシングしてはいけない理由


ハイブリッド車・EV オーナーへのポイント

ハイブリッドカーでは電気を多く使いますが、万が一事故などで漏電した場合は瞬時にブレーカーが落ちる仕組みになっているため、感電の危険性はありません。

ただし、オレンジ色の高電圧ケーブルや HV 警告ラベルのある箇所には接続しないようにしてください。アース接続はテスターで導通を確認した、ドアの蝶番やシートレールなど塗装のない金属露出部に限定してください。


よくある質問(FAQ)

Q1. 車の中に居れば雷は安全と聞きました。コードを外す必要があるのですか?

車内が安全と言われるのは、雷の電流が車のボディ表面を通り、タイヤから地面に放電されるためです。ただし車でアーシングしている場合は車の金属部分に接続していますので、雷が落ちた際に感電する可能性があります。雷鳴が聞こえたらコードを外してください。

Q2. ハイブリッド車でアーシングしても大丈夫ですか?

漏電時はブレーカーが落ちる仕組みになっているため基本的に問題ありません。ドアの蝶番やシートレールなど、テスターで導通を確認した箇所に接続してください。オレンジ色の高電圧ケーブル付近への接続は避けてください。

Q3. 車内で電磁波が気になります。アーシングで対策になりますか?

車内の電磁波環境を気にされる方は一定数いらっしゃいます。効果や感じ方には個人差があり、医療的な改善を保証するものではありませんが、「気になる方向けの選択肢」としてご検討ください。


まとめ

💡 車でのアーシング 大切な2つのポイント

  • 雷鳴が聞こえている間は、必ずコードを外す
  • 接続先はテスターで導通確認した、塗装のない金属露出部に限定

車でのアーシングは、トヨタが純正シートで「疲れにくく気持ちの良いドライビング」のために採用しているように、帯電を逃して快適に過ごすための仕組みです。安全ルールを守ったうえで、休憩中のリラックスタイムの一部として無理なく取り入れてみてください。

ご不明な点はカスタマーサポートまでお電話ください。
042-404-2958(午前10時〜午後5時30分)

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